お墓を知る

納骨堂

お骨の仮置きから永代収蔵まで、用途に応じた使い分けができる

【納骨堂とは】
納骨堂は、親族が急に亡くなってしまい、お墓を確保できていない方に便利な収蔵施設です。
お墓が決まるまでの期間お骨を預けておき、墓地が確保でき次第お骨を移す、という使い方が可能。
その場合、1年や3年など、保管される期間に応じた契約が交わされます。
【お骨の管理】
近頃ではお墓を作らず、納骨堂に永代収蔵する方もいらっしゃるようです。
納骨堂によって保管の取り決めは違いますが、永代収蔵であれば、一定期間を経て合祀という形をとる場合があります。
【納骨堂のメリット】
一般に、納骨堂といえば、施設屋内に設けられた納骨堂にお骨を預けるスタイルが主流です。
そのため、天候を気にすることなくお参りがしやすい点も大きな魅力でしょう。
永代収蔵という目的で使う場合、墓石費用が掛からないという長所もあります。
【納骨堂のデメリット】
納骨堂は、普通の鉄筋コンクリート工法による建物であることがほとんど。
そのため、数十年後も納骨堂が存在し続けるかどうかという問題点を抱えています。
屋外に作られる一般的なお墓とは違い、水を掛けたりお花を供えたり、あるいはお線香を焚くといったことができないところもあります。
設備によっては、遺骨を呼び出してお参りすることが可能なところがある中で、
遺族であっても骨壺の保管場所に立ち入ることができない納骨堂もありますので、注意が必要です。
【納骨堂のタイプ】

納骨堂を大きく4つのタイプに分けることができます。

1:仏壇タイプ
上下段に分かれた構成で、上段部分が仏壇、下段にはお骨を収蔵します。
納骨堂によっては、遺骨だけでなく、亡くなった方の愛用品なども一緒に入れておくことが可能。
2:棚式
非常にシンプルなタイプで、設置された棚に骨壺を並べるだけのもの。
墓地を建てるまでの仮置き用途に向いています。
3:ロッカー式
名前の通り、ロッカーにお骨を預けるというタイプ。 ロッカー位置により、使用料に差があることもあります。
4:お墓タイプ
こちらは納骨堂というよりも、屋内に直接お墓を建ててしまう方法。
排水設備が整っているところは、水を掛けたり、
お花を供えるなどのお参りが可能な場合もあります。
屋内式墓地という呼ばれ方をされることもあります。

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