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2013.07.20

関西地方に行って参りました!

こんにちは、中村裕貴です。

先日14~16日で、関西に行って参りました!
今回も様々な社長にお会いして取材をさせていただきましたので、その中から抜粋して記事にいたしました。

【7/14(日) 一般社団法人日本石材産業協会 近畿地区全体会議 at京都】

祇園祭“宵宵宵山”に行われた石産協の近畿地区大会に参加させていただきました。
こうして石産協さんにも加入させていただき、会にも参加させていただけるのも、関わっていただいた皆様のおかげでございます。感謝申し上げます。


京都市内は祇園祭一色。街はお祭りムードの中、四条にある「からすま京都ホテル」にて行われました。

今回の近畿地区大会の企画であるお墓のケンミンSHOWでは、各県毎から代表者が1名登壇され、各地域でのお墓にまつわる風習や逸話などを披露されました。
地域毎で特色があり、大変勉強させていただきました。



その後は懇親会が行われました。

全体会議の開会に当たり、射場会長が「石産協の地区大会においては、この懇親会が大きなメリットである」と仰っておられました。
私も様々な社長方とご挨拶をさせていただき、良い交流を図らせていただきました。

懇親会中にはバンド演奏などもされ、とても賑やかで楽しいひと時となりました。



懇親会後は、奈良の大石様・神奈川の大橋様・鳴本石材の竹田様とご一緒して、祇園祭真っ只中の四条通を練り歩きました。

夜21時頃でしたが蒸し暑く、多くの人で賑わっていました。みなさんこの祭りの風情を味わいに来ているのだなと感じました。

四条通を歩いた後は、通り沿いのカフェでお話しさせていただきました。あのようなひと時でも学ぶことは非常に多く、射場社長の仰る石産協の醍醐味の一つだなと感じました。大石様、大橋様、竹田様、誠にありがとうございました!

人生で初めての祇園祭はとても良い思い出となりました。



【7/15(月) 新谷石材株式会社様 at京都】

関西訪問2日目は何社様か取材でご訪問させていただきましたが、今回の記事では新谷石材様をご紹介させていただきます。

新谷様は京都のお寺さんで建墓もされる傍ら、「字彫り」の職人としてもご活躍されていらっしゃいます。これまで数多くの石塔はもちろんのこと、世界遺産の石碑などの字彫りなどもされた素晴らしい経歴のある方です。

「字彫り」とは文字通り、お墓であれば石塔や墓誌などに刻む字を彫ることです。しかし一概に字とはいっても、書体は様々ありますし、何より綺麗に彫ることができなければ完成後のイメージにも大きく関わってくる重要な部分になります。

そのため新谷様は、代々受け継がれている人の手による字彫りを継承され、一文字ずつ魂込めて、時にはお施主様のお顔も想像されながら、丁寧に彫られることを信条とされていらっしゃいます。

印象に残った逸話として、実際に新谷様が筆で書かれた下書きの文字を拝見して、「ボールペンの字もお上手なのですよね!?」とお伺いしたところ、「いや、それが読めないくらい汚いんだよ!」と返答されました (笑)
少し意外な感じはしましたが、情の厚くとても優しい方でした。

訪問後は、実際に新谷様の先先代が字彫りをされた高台寺の石塔に見学に行きました。
こうして歴史建造物に名前を遺すことができるというのは、とても素晴らしいことですよね。



夕方の高台寺はとても静かで趣がありました。


新谷様の先先代が彫られた石塔です。国の重要文化財も多く抱える史跡とだけあって、大変厳かな雰囲気がありました。



時間があったので二年坂~三年坂も散策しました。



【7/16(火) 村上石材店様 at大阪】

関西訪問3日目も何社様か訪問させていただきましたが、ここでは大阪の村上石材店様をご紹介させていただきます。

村上石材店様は大阪泉南市が本社ですが、ご訪問当日は字彫り工場のある平野支社にお伺いさせていただきました。(前日の新谷様に引き続いて字彫りの取材となりました!)

大阪の平野は、都心部から電車で20分程度の所にありながらも、住宅地の一画に工場が隣接しているという、居住と工業が混在している街との印象を受けました。

村上石材店様の工場を見学させていただいた際、印象に残ったのはゴム板の型取りを人の手で行われていた点でした。(※彫る部分だけ型取っておいたゴム板を、石塔に貼りつけてから彫るのです。)

このゴム板の型取りですが、最近はコンピューターを使うこともできるそうなのですが、敢えて人の手でされていらっしゃるとのことです。これは、文字の島になってしまう部分(「口」という漢字であれば、彫った後の中の部分)において、細かい文字ほど人の手で型をとったほうが実際に彫った際に削れたり欠けたりするリスクが少なくなるとのことなのです。

つまり、人の手で丁寧に型取りを行うことで、彫った時により洗練された形に仕上がるのです。

このように妥協をせず丁寧に施工を行う“職人魂”は、墓石の建墓をされる際も同じだと、村上様は仰います。
どんな仕事でも真面目に丁寧にという信条が、村上様の穏やかな表情からも感じ取ることができました。

  

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