こんにちは、「日本墓石店100選」菊池です。
この度は、日本を代表する銘石 本小松石をすべて自社加工し、産地直送されている
湯河原石材さんの取材をさせていただきました。皇室の方々のお墓にも使用されている本小松石の魅力とはどういったところにあるのでしょうか?
本小松石を知り尽くしている湯河原石材の二見社長(以下、湯)にお話をうかがいました。
菊) 本日はよろしくお願いします。
では、早速ですが、本小松石の良さってどういうところなのでしょうか?
湯) お客様からもよく聞かれるのですが、国産石はどれも素晴らしいと思います。ただ、強いて言うなら、やはり色合いですね。日本人らしい深みのある色合い。そして本小松石特有の石目ですかね。また皇室や江戸城にも使われているので東京ではとても馴染み深い石ではないでしょうか。墓相学的に良いとされる理由は、粘り気が強く欠けにくいという性質があり墓石には大変適している材質の石だからです。
菊) なるほど。ずばり、湯河原石材さんの強みとは?
湯) 原石仕入から施工まで、自社加工し一貫体制であるため中間コストを大幅に削減できるシステムを確立しました。ですから外国産並の価格で「墓石の王様」と称される〝本小松石墓石”を他社様よりも安価で提供できています。その結果、日本全国のお客様からたくさんのお喜びの声を頂いております。
また、お力になれるのであれば、遠方まで行かせていただくことも多々あります。
大阪や青森にも行かせていただきました。
大阪では、三橋美智也さんのお墓を本小松石で建てさせていただきました。
菊) 昭和を代表するあの有名な演歌歌手の方ですね。
湯) ええ、三橋様ということもあり、特別に石切霊園というお寺で建てさせていただくことができました。三橋様だったら区画を譲ると言っていただけたことが幸いでした。
著名人でもあり、ご縁がなければ建てられなかったのですが、本小松石だったら湯河原石材さんでということで対応させていただきました。また京都の壬生寺(みぶでら)に新撰組の歌碑を本小松石で建立しました。
私たちは、他社様に比べるとおそらく半額に近いくらいの金額で最高品質の本小松石をご提供することができますので大変喜んでいいただけました。
菊) もう少し料金をいただいても良いのでは、、、?
湯) あまりに安いのでお客様から逆に品質は大丈夫か心配されてしまうこともありますよ(笑)。
確かに、そこまで安くする必要はないと言われることもあります。ただお墓を建てることは一生に一度の大事業であり親から子、子から孫へと代々受け継がれてゆくものであります。
だからこそ「国産の墓石を建てたい。本小松石墓石を建てたい。」というお客様のご要望にお応えしたいという強い信念を持ち安価でご提供しています。
菊) 最高品質の本小松石とはどういったものなのでしょうか?
湯) 特に本小松石は品質によってその経年変化に歴然の差が出てきます。
湯河原石材ではマグロでいうところの大トロ部分しか使いません。丁場(石の採掘場)でみれば分かります。石は中心に近い部分のほうが硬く、そういう芯のところのみを使わせていただいています。あまり若く、柔らかいところを使ってしまうと、本小松石の場合は経年変化によって、シミのような模様が出てしまうことも少なくありません。
風化しにくく、粘り強い石ですね。真鶴は海が近いので、潮風にも強く、土地柄にも向いていると思います。
後は、きちんと手入れすることが大切です。スポンジでお盆・お彼岸・年始などお掃除するだけでも全然違いますよ。
菊) お墓を建てる際に、何か工夫をされていることはありますか?
湯) 地震対策は万全ですね。基礎工事は鉄筋入りのベタ基礎工法です。
さらに墓石は最新技術を駆使した「免震工法」を採用しています。震度7の揺れにも耐えるこの免震技術は国内のみならず、アメリカ、中国でも国際特許を取得しているものです。
日本は地震大国です。しかし重たい石を積み上げた墓石は、地震にはとても弱い構造なっているんですよ。東日本大震災でも、大変多くの墓石が倒壊しました。しかし、弊社が東北地方に「免震工法」で施工した墓石の全てが破害は出ませんでしたので、改めて「免震工法」の技術の確かさを再確認しました。
また、建墓後に「墓地の草むしりが大変で。」というお施主様の悩みにお応えして、防草土(自然の土)を施工しています。これは、大好評ですよ。皆様、本当に喜んで下さっています。
お墓を建てた後の管理面でお施主様が少しでも管理しやすいようにという工夫も心掛けるようにしています。
菊) 洋型墓石は増えていますか?
湯) 震災以降は増えてますよ、やはり安定感がある印象があるからでしょうね。
あとは、デザインの部分でも好まれる方もいらっしゃいます。現在は全体の3割くらいの方が洋型を希望されます。
菊) 基礎工事に立ち会う方はいらっしゃいますか?見えない部分なので私、個人的には気になるのですが。
湯) 30件に1件くらいの割合でいらっしゃいます。
ただ、立ち会えない方もいるので、私たちは基礎から建墓まで工程をお写真に撮ってお渡しするようにしています。
菊) 施行日を指定する方はいらっしゃいますか?
湯) 時々いらっしゃいます。
年回りを気にされる方などには、できる限り、ご希望に添えるようにスケジュールを合わせるようにしています。ただ、「一年中悪い日はないですよ!」とお伝えしています。
菊) なるほど、ありがとうございます。
ここからは、湯河原石材さんの施工現場を取材させていただきます。
今回は<お墓の解体~基礎工事~建墓>までの一連の流れを公開いたします。
骨壷を慎重に取り出した状態から作業が始まります。
骨壷を慎重に取り出し、並べておきます。




さすが息の合った連携作業で、安全かつ効率的に墓石の撤去が進んでいきます。

解体した墓石は、クレーンを使い撤去していきます。

ほとんどの墓石が撤去されました。本日の作業はここまでです。
次回は基礎工事といよいよ本小松石の建墓作業を公開いたします。