お墓を建てることは一生に一度あるかないかの出来事です。いざ準備しなければとなっても、まずどうすればよいのか分からない人が多くいらっしゃいます。かといって、業者に全てをまかせてしまうと、思っていたものと違うものになってしまったり、最悪の場合トラブルになることもあります。普段の生活ではなかなか関わることはないかと思いますが、けっして安い買い物ではありませんので、基本的な知識は持っておくべきでしょう。ここではお墓ができるまでの一般的な流れをご紹介していきます。
何を始めるにしても、まずは情報収集から開始しましょう。
お墓を建てた後で、実はこんな良い方法があったのかと後悔したくはないものです。
具体的には墓石・区画使用料の相場や、墓地形態といったお墓全般に関わる要素を調べます。
ご希望の霊園・墓地をWEBや地域情報、パンフレットなどから情報を集めます。WEB上から資料請求をすることも可能です。
また、ご希望に応じてお電話でも相談できます。
墓地形態を大きく3つに分けると、公営霊園、民営、寺院があります。
特定の宗派をお持ちの方であれば、該当する寺院墓地を。
低予算なら公営、デザインや設備を重視するのであれば民営がお勧めです。
この時点でご予算が明確になっていると、今後の流れが大変スムーズかと思います。
ご予算、墓地の方向性が決まったら、次は霊園探しです。
毎年お墓参りに行くことを考慮すれば、霊園が近いに越したことはありません。
予算を明確にしておけば、霊園の永代使用料などを基準にしたふるい分けが可能です。
公営をご希望の場合、必ずしも建墓できるとは限りませんので、
民営霊園、もしくは寺院墓地の候補も用意しておくと良いでしょう。
建墓は一生のうち、そう何度も行うものではありません。
可能な限り霊園について調べ上げ、実際に足を運んで見学に行ってみましょう。
パンフレットやネット上にある情報だけでは、得られる内容にも限界があります。
見学や資料請求をしたからといって、必ず墓地を購入しなければならない、などということはありません。
墓地はけして安い買い物ではないのです。
資料請求は積極的に行い、不明点や要望があれば霊園や墓石店に聞いておきましょう。
こちらは「お墓の事務局」にて運営しております「お墓探しナビ」でもご対応しております。お気軽にご相談下さい。
お電話でのご相談は0120-444-052まで
墓石の種類やデザイン、費用について話し合います。
必ず見積書を出してもらい、設計計画書と契約書の内容も確認しておきます。
セット販売の場合、卒塔婆立や墓誌などが付属している場合がありますが、
これらは浄土真宗や神道では必要とされないものです。
部品を差し引いた差額分を、見積りに反映してもらえるかについても聞いておきましょう。
契約書と見積書を精査し、工事内容と、最終的に支払う金額を確かめておきます。
設計計画書があれば、完成時にデザインが異なっていた場合に役立ちます。
ようやく墓地にお墓が建ちました。
この時点で確認しておきたいのが、墓石の傷や、デザインなど。
特に注意しておきたい点が、墓石に彫られた名前や墓誌の内容です。
あまり注意して読むものでもないと思い、
年月が経ってから間違いが発覚するというケースもあるようです。
また、墓石は自然物ですので、内部の鉄分がサビとなって現れることもあります。
こういったケースに際し、どのような保証・対応してくれるのかを契約の時点に確認しておきましょう。