お墓を知る

これからの墓埋法

多様な価値観が生まれた現代では、お墓も様々なスタイルへと変化していきました。
そういった方に人気があるのが「散骨」あるいは「自然葬」と呼ばれるものです。
海や山などに砕いた遺骨を撒くもので、これならお墓を持たなくても済みます。

かつての墓埋法ではこの散骨について許可されていない時代があり、
場合によっては「遺骨遺棄罪」として処罰されることになっていたそうです。
これは墓埋法自体が1948年に制定された古いもので、
現代の価値観とはズレが生じていることが原因の一つといわれています。
今では散骨も、常識の範囲内で行えば罰せられることはありません。
(地域によっては禁止しているところもあり、もちろん私有地に無許可で散骨してはいけません。)

日本の世の中も世代交代が進むにつれ、その価値観は大きく変容していきました。
上記の散骨以外では、ペットの葬儀、お墓も需要が高まっています。
ペットも家族の一員として考える方は多く、それに応じペット火葬を行う業者や、
家族と同じお墓に、ペットの遺骨を埋蔵できる特別区画を有している霊園もあります。
一昔前であれば想像できなかったサービスが生まれたものの、
墓埋法も廃棄物処理法も、そんな変化に対応できないままでいます。
今日では、新しいサービスを安心して使えるよう、一日も早い法整備の実現が望まれているのが現状です。

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