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2013.04.17

「桜川市石祭り」に行ってまいりました!!

先日、茨城県桜川市で開催された「桜川市石祭り」がありました。
この石祭りというのは、平たく言えば石材の展示会といったものです。
いくつかの石材店がお墓のサンプルなどを出品し、その高い技術力をアピールするほか、
来場のお客さんに石材への興味・理解を深めてもらうことがお祭りの目的です。

開催されていたのは4/12~4/14の三日間。
今回はその中日である13日にお邪魔させていただきました。


【福島の銘石・吹雪】

まずは、「石のさと・増田石材工業」の増田社長とのお話。
今回は福島の高級石材「吹雪」についてお話を伺うことができました。




上の写真にある石は”吹雪”といい、採掘地は東北南部・福島の国産高級石です。

通常、石材の色と言えばグレー。あるいは白か黒というのが一般的。
しかしこの吹雪という石材は「青色」という少々珍しい色をしています。

実はこの吹雪が採掘される山に事情がある
ために、今後市場での流通量が減少していくという情報を教えていただきました。

増田社長は以前から”吹雪”の原石を持っていたため、
今後もお客様に販売することができると仰っていました。ご興味のある方はぜひ問い合わせてみてください。
しかし、今後は吹雪の市場価格が高騰していくことは避けられそうにありません。
もし吹雪でお墓を建てたいのであれば、ご相談はお早めに、ということですね。



【ジャックと豆の木のお話をイメージした作品】

吹雪の次は、「山六」の飯島社長とのお話しをご紹介いたします。

主だった展示物としては墓石が中心でしたが、さすがは石祭り。
来場者の目を引く、とってもユニークなオブジェを発見しました。




遠目からは一見松の木かと思いましたが、
近づいてよく見ると、植物のツルがデザインとして彫り込まれています。
これは、イギリスの昔話で有名な「ジャックと豆の木」のツルをイメージした作品とのことです。
そういえば、最近映画で「ジャックと天空の巨人」が公開されていたことを思い出しました。

「山六」の飯島社長から伺ったお話では、
「天まで伸びる豆の木と、人が逝去された時の”天に昇る”が重なって、この作品ができました。」とのこと。

写真にあるように、オブジェの各所にはキャンドルライトの台座がありました。
当日の17時から20時まで夜のライトアップも見られたのですが、
僕は夕方で帰ってしまったので見ることができませんでした。(来年はぜひ・・・!)



以下は他の墓石店さんで撮影した写真になります。



【渡辺石材工業】
こちらは㈲渡辺石材工業


専務の忠則様と一緒に写真を撮らせてもらいました!


【株式会社トーセキ】
お次はトーセキの大塚社長と。


トーセキの大塚社長は、墓石以外もガーデニング用の石作品を展示されていました。
エクステリアからインテリアへ、もっと石を身近にしたい」と仰っていた社長の言葉が印象的でした。




石祭りでは子供向けの屋台(カレーやフランクフルトなど)もありました。
夜のライトアップショーの時には豚汁がふるまわれたそうです。(食べたかった・・・)
小さい子供たちが金魚すくいを楽しむ様子などもあり、
何より小さい子供たちが地域の墓石店の職人を話しているというのは、
いかに墓石店が地に根差したものであるかを実感させられました。

この「桜川市石祭り」のようなお祭りは、全国的に見てもこの桜川と笠間くらいです。
いろいろな墓石店さんを比較検討できる良い機会ですので、
建墓をお考えの方は、こういったイベントを利用してみてはいかがでしょうか。


2013.04.13
桜川市石祭りにて
中村裕貴

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