こんにちは、日本墓石店100選運営事務局の中村です!
桜の季節が過ぎ、暖かくなるかと思いきや、予想外に寒い日もあり。
気温の上下が激しいので、体調管理にも気を配りたいところです。
みなさまはいかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。
さて、先日私は、栃木県にある新日本石匠さんの施工現場を見学させていただきました。
今回はその作業現場の風景をご紹介いたします。
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見学当日は雨が降っていました。気温も東京都比べて寒かったです。
工事に使用する石材を、車のクレーンで下ろしているところです。
重い石材を安全に運搬するには、こうしたクレーンが欠かせません。
この日は外柵(がいさく)といって、お墓の周囲を取り囲む石材の組み立て作業を行っていました。
既に仕上がっている基礎部分の上に、土とセメントを混ぜたものを敷き詰めます。
ここに外柵の部品となる石材を設置していきます。
石材を運ぶ際は、ミニクローラークレーン(※通称=カニクレーン)を使用します。
狭い工事現場で活躍するカニクレーンは、墓石店さんにとっての強い相棒です。
この大きな金具で、石板をしっかりと挟み込んで運搬します。
クレーンがあれば、重たい石材運搬も楽々。
降ろす位置なども正確に決められるので、作業の精度も上がります。
石材を接着する前に仮組みし、水準器にて水平を確認。
こうしたひと手間を欠かさないことが、最終的な仕上がりに関わってきます。
雨天ということもあり、石材についた水滴をバーナーで蒸発させ、接着剤が付着しやすいようにします。
位置や水平が確認できたら、石材に接着剤を盛ります。
クレーンを上手く使い、慎重に石材をつなぎ合わせていきます。
金尺を用い、外柵に傾きがないかを入念にチェック。
最後の仕上げとして、細かな微調整を加えていきます。
力強くハンマーで叩く姿が印象的でした。
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この日は外柵の工事作業でしたが、石板を1枚組み立てるだけでもパワーと時間を使うことが分かりました。
棟梁の真剣に建墓に取り組む姿勢は、お客様としてはとても安心して任せられるのではないかと思いました。
さて、次回は新日本石匠の鷹觜社長とのインタビュー記事をご紹介する予定です。
こちらもたいへん貴重なお話を伺うことが出来たので、次回の記事までもう少々お待ちください。